お米が僕の人生の道を定めた
はじめまして、ヒロです。
22歳の若い料理人です。
僕が料理への道にすすむ
きっかけとなったお米の話です。
僕が生まれた時から両親は共働きで
母親は仕事が終わったら
ご飯を作りはじめて
夜9時ごろにみんなでテーブルを囲って
夜ご飯を食べていました。
食に対しての欲は
人一倍強く、好きなものは毎日食べたい
そんな子供でした。
そんなある日、僕がおたふく風邪にかかり
数日間寝込む時がありました。
その時に毎日母親が雑炊を作って
僕に食べさせてくれていました。
顆粒出汁、醤油、卵、ネギ
だけの味付けの雑炊。
その雑炊が本当に美味しかった。
その日から毎日雑炊を食べたくなり
母親に頼んで作ってもらっていましたが
小学校のクラブが終わり
お腹ペコペコで帰ってきた時
親はまだ働いていました。
でも、雑炊がどうしても食べたい。
その時、気づきました。
あ！自分で作れたら
毎日好きなもの食べれるじゃん！！
そこから僕の雑炊の日々が始まりました。
毎日毎日雑炊をつくり
自分がお腹一杯になったら
親にも、兄弟にも作って
初めての手料理を
おいしいおいしい と食べてもらった時に
心の底から嬉しい気持ちと
もっといろんな料理作って
家族をわっと言わせてやろうという思いから
今の職に着くまでに至りました。
この雑炊によって僕のやりたいこと
人生の指針となるものが定まりました。
お米の国、日本で生まれたことを
誇りに思うとともに、こんなにもすばらしい
やりがいのある仕事につくことができ
感謝をしています。
お米ありがとう。
