🇦🇺住みの🇯🇵人が体験した「激レア体験」
今週のお題「激レア体験」
私は今、ワーキングホリデーVISA
という1年間休暇を目的として、
その国で働ける権利がある
そのVISAを使い
オーストラリアはスタンソープという
小さな町に今、住んでいます🏘
そこでは
11月〜2月にリンゴの間引きをし
2月〜5月まで収穫の仕事をしています🍎
ちなみに、オーストラリアでは
農業・林業・漁業の人手不足の為👨🏻🌾
ワーキングホリデーで入国した人々に対し
それらの仕事に就き決められた日数を
働く事で、1年間プラスで滞在できる権利を
得ることができます😆✌️
その為、僕が働いているリンゴ農家でも
あらゆる国から沢山の人々が来て
一緒に働き、多種多様な文化に
触れることができます🌏✨
早朝はイタリア人のハイテンションで
目を覚まし😪
夜は各国の料理を味わうことができます🍕
それも激レアなのかも知れませんが、、、笑
今日話すのはとあるインドネシアから来た
1人の男性Aさんのお話です。
そのAさんはつい、二週間ほど前に
僕と同じ農家に入り共に働いていました👨🏻🌾
ちなみにその農家は、スタンソープでも
厳しいと有名でサボっている人なんて
絶対にありえないと言われる農家です😖
そこでAさんは、やはり初めての仕事で
中々りんごを収穫するスピードは
速くはありませんでした。🍎🙄
うん、当たり前ですよね。
誰でも初めてでなんでもできる人は
そうそう居ませんもんね😙🙅♂️
そして一週間が経ち
やはりAさん、まだ周りとの差も縮める事が
できずに居ました😕
それを心配した周りもアドバイスをあげたり
ダメなところを指摘してあげたり👨🏫
そして3週間が経ちました。
みんな1人1人が収穫したりんごを容器に
3つ満タンにし終えた頃に🍎
(1つの容器にはリンゴが400キロ入ります)
まだAさんは1つ目の容器が
終わっておらずにいました😰
そして、お昼ご飯の前に
遂に、私達のボスから
「A君もう明日から来なくていいから
今日はもう帰りなさい」
そうです、私の目の前で
クビを宣告されたのです😨😰😱
彼は悲しそうな表情をして
背中を丸めて帰って行きました。
その後、彼は故郷に帰国しました。
周りの子たちは彼がかわいそうだ!とか
心がないのか!とか
いう声もありましたが、
弱肉強食の世の中なんだと実感しました
間違い無く、彼の意識の問題で
彼と同じで不器用な子たちは自分も含め
その農家には沢山いました。
しかし何が違うのか、
それは全員がみんなに迷惑をかけないように
どうしたら
「昨日より今日、今日より明日
より良い仕事ができるか」
個人が考えながら仕事をしているのです。
昨日より今日スキルが1ミリでも
上がっていなかったら今やっていることは
なんの意味があるのか。
それはただの作業であって仕事ではない🙅♂️
【仕事】というのは
目的があってそれをいかにスピードと
クオリティーを高くし、目的を達成するか🙆♂️
自分自身も海外という環境で自分の思い、
伝えたいことを伝えられない状況で
じゃありんごを収穫します。👨🏻🌾
ってなったら自分の価値はどこで生み出すか
誰よりもりんごに傷をつけずに
誰よりも速くりんごを収穫する😤
この一択しかここで生きていくために
選ぶ選択肢はありませんでした。
最悪な事に自分も彼と同じ、😱
いやそれ以上に不器用で全く速くできずに🤯
日々何がダメなのか、仕事が速い人は
どうやっているのかを観察して
日々それを繰り返し続けました。🤔
その結果、その姿勢が認められ
ボスからは仕事は周りに比べ速くはないが
あなたは今まで見た中で1番、
真面目に働く人だと認められました。
Aさんにとって、
とても辛かった体験だと思いますが
彼が今後、自分に何が足りなかったのか
それを考える良い機会に
なったのではないかと思います。
それを目の前で自分自身も体験し
改めて自分にとって仕事とは、
と考えさせられる体験でした。
これを踏まえて激レア体験と
言えるか定かではないですが
この記事を読んで何か感じてもらえる事が
あれば嬉しく思います😊
P.S.
今Aさんはインドネシアに戻り
銀行員として働いているそうです。
最後まで読んで頂き
ありがとうございました。